タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

山小屋の臭気以外は完璧にコトが運んだ八ヶ岳・赤岳登山の記

白馬岳登山を見送ったので、とっても退屈な3連休になってしまいました。

 

というわけで、過去の同じ時期に行った山の中から、2010年9月18・19日の赤岳登山の様子を書いてみようと思います。

 

行程はこんな感じでした。

 

<1日目>

美濃戸口駐車場→美濃戸山荘→北沢コース→赤岳鉱泉→硫黄岳→横岳→赤岳展望荘

 

<2日目>

赤岳展望荘→赤岳→阿弥陀岳→御小屋尾根→美濃戸口駐車場

 

この登山は、いつものN君とT君と私の3人で向かった初めての遠征でした。それまでは奥多摩や丹沢などの低山に登っていたのですが、そろそろ遠くの高い山に登りたいねという欲が出てきて、初遠征に決めたのが八ヶ岳の主峰・赤岳だったのです。

 

2日目の方が楽な行程を組んでいるあたりに、当時から自分たちの脚力を過信せずに慎重なスケジュールを立てていたことがわかります(笑)

 

美濃戸口駐車場から赤岳鉱泉までは、高低差もあまり感じず、むしろ物足りないくらいでした。なので、あまり記憶も鮮明ではなく、写真も撮っていません。。。

 

赤岳鉱泉から硫黄岳へと続く登山道は、よく整備されていますが、一気に高度を稼ぐという感じで、あまりの辛さに写真を撮っていません(笑)

 

硫黄岳への尾根道が見えたあたりで、やっとカメラを取り出しました。

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奥多摩や丹沢とは明らかに異なる光景に感激。

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硫黄岳の爆裂火口跡のスケールには、自然のパワーの大きさに恐れおののきました。

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硫黄岳の山頂で昼食をとっている間に、急激にガスが出てきてしまい、横岳の山頂に着いた頃には真っ白で何も見えませんでした。。。

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後で考えると、硫黄岳から横岳の間には鎖場やハシゴが連続する区間があり、ガスが出てなければかなり高度感を感じたと思われますので、ある意味では下が見えなくてよかったのかもしれません。

 

この後、無事に赤岳展望荘に到着し、臭気と戦い続ける1晩を過ごすことになったのです。赤岳展望荘での「事件」についてはこちらをご覧ください。

tabiguruma.hatenadiary.com

 

臭気との戦いでヘロヘロになった私たちでしたが、翌朝になって外に出てみたら、晴天に恵まれた八ヶ岳の景色を眺めてすっかりゴキゲンに。

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赤岳展望荘から赤岳山頂まではすぐです。(最後の急登はありますが)

 

というわけで登頂!

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人生初の2500m超えということで、ものすごく嬉しかったですね。

 

眼下には行者小屋が、その奥には前日に休憩した赤岳鉱泉が見えます。

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3連休ということで、赤岳展望荘はもちろん、赤岳頂上山荘、行者小屋からかなりの人が赤岳山頂に集まりつつあり、かなり混雑してきたので早々に下山を開始。

 

阿弥陀岳を登り、振り返って赤岳の威容を堪能しました。

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ズームすると、臭気に苦しめられた赤岳展望荘が見えます。

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視線を左の方に移すと、前日ガスの中を歩いた横岳方面もはっきり見えました。

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よくもあんなにギザギザしたところを歩いたもんだなんて3人で話をしながら、八ヶ岳を満喫しました。

 

 

さて、下山して登山道に別れを告げた私たちが駐車場へと続く別荘地の道路を歩いていたところ、別荘のオーナーと思われる女性から「あなたたち!ここにクルマを駐めてるの!?」と、ものすごい剣幕で詰問されました。私たちはちゃんと美濃戸口駐車場を利用していましたので、その旨を説明。

 

3連休で駐車場がいっぱいになり、別荘地の方まで路上駐車がつながり、ご自身の別荘前にクルマを駐めた連中に文句を言ってやろうということだったそうです。

 

確かに、静かに過ごすための別荘前に路上駐車の車列ができていたら嫌ですもんね。

 

私たちは金曜の夜中に都内を出発し、土曜日の早朝4時過ぎくらいに美濃戸口に着いていましたから、駐車場のスペースはじゅうぶんありました。

 

そういう点でもスケジューリングが完璧に進んだ山行でした。

 

登らない人に迷惑をかけないよう、これからもちゃんとしようと思います。

 

それでは今日はこの辺で。